理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの
片岡洋祐博士によりKOKOROスケール、
足裏角質ケアブラシ「フットグルーマー」を使用し調査を実施していただきました。
 
対象は30代から50代までの女性11名(専業主婦・有職者)で、入浴時間に1分程度使用して頂き、
実際の脚の感覚・心地に関するデータを「KOKOROスケール」を用いて取得し、解析しました。
KOKOROスケールの座標として、(-)気分がどんより不快(+)気分がすっきり快適(X座
標)、(-)脚が重い(+)脚が軽い(Y座標)を使用しました。

 連続14日間【5名は前半の7日間(木曜日から次の週の水曜日まで)、6名は後半の7日間(木
曜日から次の週の水曜日まで)】入浴時にフットグルーマーを使用、毎日の「起床時」「入浴前」
「入浴後」「就寝前」に、脚の感覚・心地を入力して頂いた後、特に変化が大きかった「入浴前後
」について、11名の平均値を【KOKOROスケール上の動き】で表しました。

 フットグルーマーを使わなかった1週間と使用した1週間の「入浴前と入浴後」を比較すると脚の
軽さがすべての日で大きく改善されています。

 同様にフットグルーマーを使用した7日間(木曜日から次の週の水曜日まで使用)と使用しなかっ
た7日間の「入浴後」「就寝前」「起床時」すべての時点で比較しても、フットグルーマーを使用
した週の方が脚が軽く感じ、気分もすっきり快適と感じた方が多かったようです。
 【一週間の連続データ】


フットグルーマーを使用すると
就寝時まで脚が軽く、気分もスッキリ感じていた方が多かったことから、
良質な睡眠がとれ、気分よく目覚められた可能性があります。
FGココロスケール(最終)

フットグルーマーを継続して使用することで
脚裏を刺激し、脳を活性化させて効率良く家事や仕事ができる可能性が
あると思われます。
FGココロスケール(最終2)

「KOKOROスケール」とは、タッチパネルにタッチするだけで、そのときの主観
的気分を簡単に入力できるシステムです。個人の気分変化の特徴だけでなく、性別・
年代別、集団としての心理傾向なども詳しく把握することができ、今後は、脳科学・
心理学研究やメンタルヘルス対策への応用も期待されています。

独立行政法人理化学研究所と公益財団法人大阪市都市型産業振興センターが
共同で開発されたものです。